【こんな方におすすめ】
・家族からお金が底をついたと相談された方
・家族であってもお金の貸し借りはしたくない方
・家族のお金を守りたい方
・家族を経済的に自立できるよう支援したい方
・自分のお金を守りたい方
・ファイナンシャルプランナー3級レベルを実践にどう活かせるか考えたい方
・よその家のお金事情に興味がある方
この記事を書くきっかけとなった出来事を紹介します。
ある日、アフロ母からこんな電話がありました。
『じいちゃんから電話があって、お金なくなったって。貯金してたのもなくなったらしい。スーパーにも行けてないって。だから明日お金振り込みに行ってくるわ。』と。
ええ?何で?どういうこと?
祖父から貯蓄もなくなり、お金が引き落とされないと連絡があったのです。
私は、祖父の貯蓄がなくなったのが不思議で仕方ありませんでした。
なぜなら祖父は昔アパート経営をしており、田舎ですが自分の家も土地もあります。
行事ごとにご馳走を用意して家族をもてなしてくれるようなそんな祖父です。
ですので、貯蓄もたくさんあって悠々自適な生活を送っていると思っていました。
もしかして、社会福祉のお世話にならないと生活できないのかな?
いろんな不安が頭をよぎります。
そこで、まずなぜこんなことになったのか原因を知る必要があると考えました。
祖父は、叔母と、叔母の夫(婿養子)の3人で一軒家で生活しています。
まずは、祖父の貯蓄が尽きた出来事に大きく影響する3人のお金の使い方を性格を絡めて客観的に紹介します。
祖父:
かっこつけ、昔は女遊びもしていたらしい、節約には興味がなさそう、友人たちに食事を奢ったりするタイプ
叔母:
楽観的、安物買いの銭失いの典型、ゲームやゲーセンにはまるタイプ(パチンコも行ってた?)、ぬいぐるみを集める、
アフロ母から数万円ずつ借りていた
祖母の夫:
金銭面に関しては不明、無駄使いしている様子はない、会社を立ち上げ失敗したという噂
と、お金がたまる要素がなさそうな人々の構成となっています。
祖父からアフロ母へ連絡があったのも同居する2人はお金がないのを知っているからだと推測できます。
じいちゃんは年金もらってるのにどういうこと?
あと2人も働いてるし、世帯でみると金銭的にやっていけると思うけど。
ん~働いてるっていっても2人とも正社員じゃないみたいなんだ。
この3人は家族といえども昔から謎が多かったので、仕事の詳細なども分かりません。
聞いたこともありますが、そんなに長続きしていない様子でした。
叔母の夫が借金していると噂も聞いたことありましたが、私がまだ幼少のころの話。
なんとかやっていけているんだろうと思っていただけに、ショックです。
母は祖父に50万円振り込みました。
私に何かできることがあるはず!
そして私は決意します。
こうなったら、聞くしかない!闇のベールに包まれていた祖父一家のお金事情を!!
あふろって、ファイナンシャルプランナー3級もってたよね。
発揮するときじゃない♪
今までなら、貯金できているのか不安に思っても、聞いたら嫌がられるだろうな~と思い遠慮していました。
しかし、もうそんなことは言ってられません。
母がお金も振り込んでるわけですから、知る権利があるはず!
ファイナンシャルプランナー3級の勉強で得た知識を何か活かせることはあるはず!
ということで連絡がつきやすい叔母へ連絡します。
あふろ:
じいちゃんのお金が底を尽きたと聞いたよ。
そこで、収支を把握したいから協力してくれないかな?
役所に相談に行くとしても、先に把握しておきたいし。
いろいろ聞かせてもらうけど気を悪くしないでね。
叔母:
こんなことになるまで(じいちゃんが)何も言ってくれへんかったし。ごめんな。
なんでもっと早く気付かなかったの?
今更言ってもしょうがないけど、近くにいたのにね。
すっごい借金あったらどうしよう。ギャンブルしてそうだし。あ~こわい。
家族でもお金事情は知らないこと多いよね。
お金のことは心のケアも大事だから、カッとなっちゃうかもしれないけど言葉かけは慎重になってね♡
あぁ、そうだね。今はハテナがいっぱいだから質問攻めにしちゃいそう。
ちょっと落ち着かないとね。ふ~(深呼吸)
大前提としてお金の貸し借りはしないことです。
◆家族間でもお金の貸し借りは禁止!
◆お金を貸すならあげる覚悟で!
しかし、どうにもこうにも借りなければ生活できないという状況もあるでしょう。
今回は母はお金を祖父にあげました。
しかし、家族だからといって黙って渡してはいけません。
ここが今回の大事なポイント!
◆お金を貸す/あげるなら、お金がなくなった原因を知る!
なぜお金を借りないといけない状況になったのか?
なぜ、自分でやりくりできなかったのか?
正直聞きたくないですし、聞かれたくないでしょう。
込み入った話に巻き込まれたくないです。
でも、自分のお金を渡すのですから、貸す/あげるを条件に聞き出しましょう。
詳細に。しつこく。嫌われてもかまわないじゃないですか。
聞いて終わりではなく、ギャンブルでお金がないなら二度とやらないことを条件にしたり、何か条件付きで貸す/あげるようにしましょう。
お金を要求するに至った原因によっては、貸さない/あげないという決断も必要です。
普段から収入のわりには無駄使いが気になっていたので、私は【収支】を教えてもらいました。
収支の詳細については別記事で詳細を書いています。
この件でどうしたらいいのか悩んで、いろいろ検索してるとこの本に出会いました。
タイトルが衝撃的!なんてひどいタイトル!
家族だからといってお金を工面しないといけない?
なぜ自分でなんとかできなかったのか?
昔から祖父や親に言われた『将来、頼むな。』という言葉が大嫌い。
こういう思いがあった私の考えでしたが、私って冷たいのかな?と思うこともありました。
しかしこの本を読んで同じ感覚の人もいるんだな、著者の方が私より厳しいなと思いました。
自分は冷たい人間じゃないと少し安心できました。
親と子の距離感や、早めに親離れ子離れしておくことの大事さなど、ふむふむと思いながら読ませていただきました。
もちろん本当に山に親を捨てるような内容ではありませんのでご安心を。
しつこいですが、大事なので何度も言います。
可哀そうだからと情に流されはいけません。
◆家族間でもお金の貸し借りは禁止!
◆お金を貸すならあげる覚悟で!
◆お金を貸す/あげるなら、お金がなくなった原因を知る!
ついつい少しくらいならいいやとお金を渡し続けると、自分の老後の資金がなくなってしまいます。
そうならないためにも、貸さない!あげない!貸すなら原因を知る!です。
母はお金をあげることを選択しました。
自分のお金ではないですが、母の大事なお金ですので原因を知る必要があると考えました。
私のお金じゃないんだけどね。このままずるずる搾取されたら母のお金もなくなるから。
この問題ってお金に余裕があったらいいんだよね。
そうだよ。でも我が家はそれぞれが生きていくのに必死だから。
うちの親、祖父母は貯金あるのかな~。そういえば聞いたことないよ。
将来、親や祖父母が自分を金銭的に頼ってくるかもしれません。
この記事を読んでくださった方は、同じような状況になる前に対策を立てておきましょう。
最後までお読みいただきありがとうございます。